Barca 試合結果


第19節 2002. 1. 6 エスタディオ・カンプ・ノウ 20:00 
FCバルセロナ 2 − 0 レアル・サラゴサ
FC Barcelona 得点 Real Zaragoza
Po No NAME 交代 Po No NAME 交代
GK 13 レイナ - 46分:クライフェルト GK 13 ライネス -
DF 24 プジョール - 後8分:サヴィオラ RB 16 パブロ -
17 クリスタンヴァル - - CB 6 アグアード(C) -
3 F・デブール - - CB 23 パコ -
12 セルジ(C) 後37分OUT - LB 25 エスケルジーニャ -
MF 6 チャヴィ - - CM 20 ”トロ”・アクーニャ -
18 ガブリ - - CM 15 チャイーニョ -
8 コクー - - RH 7 ファネーレ 後27分OUT
FW 10 リヴァウド 後41分OUT - OH 24 ガジェッティ 後21分OUT
7 サヴィオラ - - LH 11 ヴェジスカ 後0分OUT
9 クライフェルト 後35分OUT - CF 12 ビリッチ -
Sub 1 ボナーノ - - Sub 1 ファンミ -
4 P・アンデルソン - - 8 アラゴン -
23 ココ 後35分IN - 10 ガリダーノ 後0分IN
11 オーフェルマルス 後37分IN - 14 ホセ・イグナシオ -
20 アルフォンソ 後41分IN - 17 コロナ 後27分IN
  登録なし - - 19 マルコス・ヴァレス 後21分IN
  登録なし - - 22 スンドグレン -
Barcaフォーメーションの変化
試合開始〜 後半35分〜 後半37分〜
          
後半41分〜
      
試合展開
主審:ラミレス・ドミンゲス

実況:倉敷 保雄(♪)   ゲスト:戸塚 啓



 クリスマス休暇明け、新年最初の試合。昨年末に散々な負け方で終えただけに、かなり追い詰められた状況のバルサ。盛り返しはなるか?
 クリスマス休暇中にほぼ怪我人は復帰。しかしながら、サブメンバーは5人。ロッチェンバック&ジェオヴァンニの遅刻コンビは、罰としてスタンド送り。ルイス・エンリケは、負傷は癒えたものの、インフルエンザにかかってダウン。レイツィハーは胃腸炎。

【前   半】

<開始〜20分>
 今日のバルサの布陣は、WGなしのトリデンテ仕様。しかし、両SBの位置取りが恐ろしく高く、ほとんどWG並みの仕事をしている。事前情報では、クライフェルトがCFに復帰するという話であったが、実際は3人のポジションチェンジが激しく、この時間帯では誰がトップ下かを見極めるのは困難。立ち上がりからバルサはボールをキープし、ラインを押し上げ、サラゴサのエリア前でボールをキープする。また、先発GKはなんとレイナ。ここ数試合、らしくないミスをしていたボナーノだけに、仕方がないか・・・・。
 久々の登場となるリヴァウドに対しては外国人に厳しいカタランからブーイングが起きるが、次第にリバウドコールの声が大きくなり、開始5分早々にリバウドコールとなる。

 バルサは序盤からボールをキープし、サラゴサを圧倒する。トリデンテと両SBを中心に次々に攻撃を仕掛け、そこにガブリ&コクーが絡んでいくため、非常に分厚い攻撃を見せてくれる。こんなに攻撃的なバルサは、久々である。
 10分、中盤でダイレクトパスを繋ぎ、中央からサヴィオラがシュート。しかし、シュートはバーの上。
 11分、チャヴィがスルーパスを狙うが、クライフェルトには合わず。
 13分、ガブリがミドルシュートを狙うが、ゴール右へそれる。
 16分、左サイドからリヴァウドがアールークロス → 中央でクライフェルトがキープし、後ろへ戻す。 → コクーがシュートを撃つが、当たり損ねて大きくカーブ。

 対するサラゴサは序盤から押し込まれるものの少ないチャンスを攻撃に繋げている。8分にはファネーレがコクーのサイドを抜いてセンタリング → DFクリア。
 15分、左サイドをビリッチがドリブル突破し、角度のないところからシュート。しかし、クリスタンヴァルが必死に体を入れてブロックしていたため、ビリッチのシュートは逆サイドへ流れる。


<20分〜46分>
 好調バルサを相手にサラゴサは、さらに押し込まれ、この時間帯は完全にバルサが支配。24分と35分の時点でのボールキープ率は、両方とも『バルサ=61% : サラゴサ=39%』。久々にこんなに高いキープ率を見た〜(T▽T)。ボールも少ないタッチでポンポン回り、久々にバルサらしいボール回しが出来ている。
 また、序盤はポジションチェンジが激しかったトリデンテもやや落ち着き、クライフェルトがほぼCFのポジションに定着し始めた。

 22分、チャヴィのミドルシュートをGKが弾くが、サヴィオラがいち早くこぼれ球に詰める。しかし、辛うじてGKがセーブ。サヴィオラのこういったプレーは、ゴールへの嗅覚を感じさせる。
 30分、リヴァウドの左CKをF・デブールがダイビングヘッド。しかし、このシュートは惜しくもDFがクリア。
 33分、サヴィオラがドリブルでペナルティエリアに迫るが、パブロがたまらず後ろから倒して止める(もちろん、Tarjeta Amarillas)。
 41分、ガブリがゴール前でイキなワンツー2連続で抜け出すが、GKが滑り込んでキャッチ。
 43分、リヴァウドが右サイドからロングシュート。シュートは惜しくもゴール左へ。
 46分、遂にクライフェルトの先制ゴールが生まれる。下図参照

 一方サラゴサのチャンスは1回のみ。27分にゴール正面やや左、ゴールまで20mちょいといった絶好の位置で、”トロ”アクーニャが壁の上を越えて強烈なFKを撃つが、レイナが良く反応しセーブ。



 前半は、ボールが少ないタッチでよく回り、ボール支配率は圧倒。両SBの位置取りが高く、チャヴィも自由にパスを出すなど最近では最高のゲーム。注目のトリデンテもコンビネーションが良く、ポジションチェンジを繰り返しながら時折、粋なプレーを見せてくれる。内容、結果ともにサラゴサを圧倒し、非常に見ていて楽しかった。特にセルジが切れており、攻撃時のセルジはまだまだ捨てたものじゃないと痛感させられた。プジョールも運動量が豊富で、好守ともに球際の強さが光っている。
 また、ディフェンス面ではレイナは非常に落ち着いた表情をしていた。バルサが圧倒していた事もあるだろうが、昨シーズンのような自信のなさは皆無だった。前節にやらかしてくれたF・デブールも、今日のような展開では持ち前のフィード力を存分に発揮できていた。ライン全体がここ数試合のように引くこともなく、ピッチ上に均等に選手が配置されているために、サラゴサは攻撃の糸口すら見つけることが出来なかった。

  Barcelona R・Zaragoza
Tiros a Puerta 6/11 3/5
Faltas Sancionadas
Corners
Fuera de Juego
Tarjeta Amarillas
Tarjeta Roja
Posesion(前半35分) 61 39


【後   半】

<開始〜20分>
 後半もバルサペースは変わらない。サラゴサは後半開始から選手を入れ替えてくるが、状況を変えることは出来ない。サラゴサが引いてしまうためにチャヴィにプレッシャーがかからず、結果としてチャヴィを中継点にパスが良く回っている。後半5分の時点でチャヴィのパス成功率が表示されたが、45本中43本成功で、成功率95%。全てが上手くいっている証拠である。

 後半2分、先制点と同じような形で左サイドからセルジがセンタリング。これをフリーのクライフェルトが今度はワントラップしてからシュートを撃つが、見事に左ポスト・・・・・。このあたりがクライフェルトが得点王を取れない所以。
 後半8分、サヴィオラのゴール。下図参照
 後半13分と18分には波状攻撃。後半15分には、サヴィオラがペナルティエリア前で粘ってリヴァウドへパス。リヴァウド、ノーステップで低い弾道かつ強烈なシュート。しかし、惜しくもGK正面。後半19分、リハウドの右コーナー付近からのFKを、F・デブールがヘディングシュート。しかし、惜しくも左ポスト。等、追加点以降はバルサが圧倒していた。

 この間、サラゴサの攻撃は8分にビリッチがロングショートを撃ったのみ。サラゴサは前線でビリッチが孤立し、長距離砲を撃つ意外攻め手なし。ボール支配率こそ、後半15分で『バルサ=55% : サラゴサ=45%』とやや盛り返したものの、事実上サヴィオラの追加点で力尽きている。


<20分〜48分>
 この時間帯になるとバルサがやや攻め疲れたのか、ようやくサラゴサがボールを持てるようになる。しかし、攻撃する気力もないのか、チャンスらしいチャンスは作れなかった。

 この時間帯のバルサは、リヴァウドが完全にトップ下に定着し、クライフェルトはCFとして前線で張るようになっている。バルサファンが望んでいた布陣である。リヴァウドは時間を経るごとにキレのあるプレーを見せ、ミドルシュートにラボーナ、そしてループシュートと様々なテクニック披露してくれる。後半31分、右サイドからサヴィオラがドリブルで切れ込み、ペナルティエリア前を真横に横切りリヴァウドへパス。これをリヴァウドが柔らかいループシュートでゴールを狙うが、GKが後ろに下がりながら辛うじて指先に当て、シュートは惜しくもバーに当たる。
 スタジアムは、リヴァウドコールが響き渡る。『リヴァ〜ウド!リヴァ〜ウド!』

 35分以降は、完全に流しているバルサ。今日活躍した選手たちにスタンディングオベーションを受けさせるために、次々と選手交代をしていく。まずは後半35分、クライフェルトとココが交代。続いて後半37分、セルジとオーフェルマルスが交代。素直にセルジ → ココと交代しないところに、レシャックの気遣いが感じられる。(但し、この気遣いのせいで、2分間はバタバタしてしまったのだが・・・・・。)
 最後のリヴァウドは見せ場を作ってから交代。後半38分、リヴァウドがボールを左サイドに出し、スペースへオーフェルマルスが走り込んで柔らかい折り返し。このボールをリヴァウドがシュートするが、ゴール左へ。そして後半40分、アルフォンソと交代。スタジアムは再びリバウドコール。
 ロスタイムの後半47分、最後にオーフェルマルスがチャンスを作る。コクーが左サイドに出したロングパスにオーフェルマルスが追いつき、中へドリブルで切れ込んでシュート。しかし、枠へは飛ばずにゴール右へ・・・・・。相変わらずシュート精度が低いんだよなぁ。
 ロスタイム3分でホイッスルが鳴り、試合終了。



 後半開始早々にサヴィオラがゴールを奪った事で、サラゴサは力尽きた。後半もバルサが圧倒し、サラゴサは、攻撃の糸口さえ見つけることが出来ない。最終的なシュート数は『バルサ 12/18 : サラゴサ 4/8』。これだけでどんな展開だったか予想がつこうというもの。久々の完勝だった。この試合をきっかけに復調してくれれば良いのだが・・・・。

  Barcelona R・Zaragoza
Tiros a Puerta 12/18 4/8
Faltas Sancionadas 14 20
Corners
Fuera de Juego
Tarjeta Amarillas
Tarjeta Roja
Posesion(後半28分) 56 44


【BARCA GOALS
  1点目 クライフェルトのゴール

 コクーが左サイド、セルジの前方にパス。ボールを受けたセルジ、スピードに乗ったドリブルで一気に左サイドをえぐり、低くスピードのあるセンタリング。

 このセルジのクロスボールを、ゴール前に走りこんだクライフェルトが左足でダイレクトにシュート。

 これが見事ゴール左隅に突き刺さり、先制ゴール。セルジ、ガッツポーズ。GKは一歩も動けなかった。

  2点目 サヴィオラのゴール

 クライフェルトがセルジにボールを預けてゴール前に。セルジ、短いドリブルからクライフェルトへリターン。

 このパスでフリーになったクライフェルトは、一気にゴール前へ向けてドリブル突破、GK、DFともにクライフェルトを止めにいく。

 このプレーでゴール前はがら空き、サヴィオラはフリーになる。これを見逃さないクライフェルトは、マーカーをギリギリまで引きつけてからサヴィオラへ柔らかいパス。

 後は、サヴィオラが無人のゴールに蹴りこみ、追加点。サヴィオラは真っ先にクライフェルトに抱きつき、リヴァウドが後に続く。戸塚さん曰く『3兄弟の熱い抱擁(笑)』


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