Barca 試合結果


第17節 2001.12.16 エスタディオ・エル・マドリガル 17:00 
ヴィジャレアル 0 − 1 FCバルセロナ
Villareal 得点 FC Barcelona
Po No NAME 交代 Po No NAME 交代
GK 1 ヴァジェホ - 38分:クライフェルト GK 1 ボナーノ -
RB 3 アルアバレンナ - - DF 24 プジョール -
CB 24 ウナイ - - 17 クリスタンバル -
CB 16 キケ・アルヴァレス - - 3 F・デブール -
LB 14 ガルヴァン 後0分OUT - 23 ココ -
CM 6 グラシア(C) 後23分OUT - MF 6 チャヴィ 44分
CM 5 ガルカ - - 18 ガブリ -
RH 18 ホルヘ・ロペス - - 8 コクー(C) 後39分OUT
LH 22 カジェハ 後8分OUT - 15 ロッチェンバック 後15分OUT
ST 21 ヴィクトル - - 9 クライフェルト -
CF 8 クライオベアーヌ - - FW 7 サヴィオラ 後4分OUT
Sub 13 ウナヌーア - - Sub 13 レイナ -
4 ベルエト - - 2 レイツィハー -
23 バジェステロス - - 12 セルジ 後39分IN
20 チャヴィ・ロカ 後0分IN - 14 ジェラール 後4分IN
10 カーニャ - - 11 オーフェルマルス 後15分IN
7 エスコーダ 後23分IN - 20 アルフォンソ -
11 キケ・マルティン 後8分IN - 19 ダニ -
Barcaフォーメーションの変化
試合開始〜 後半4分〜 後半15分〜
               
後半38分〜
試合展開
主審:ハヴィエル・トゥリエンソ・アルヴァレス

実況:倉敷 保雄(♪)   ゲスト:戸塚 啓



 最近3試合で1ポイントしか取れていないバルサ、内容どころか結果まで伴わなくなって来ており、絶体絶命のピンチ。前節でP・アンデルションを東部の負傷により失い、その上、両足筋肉の故障に苦しむリバウドを完全休養させることに決めたため、不安が残る今日の試合。果たして、どう戦うか?

【前   半】

<開始〜20分>
 今日のバルサの布陣は、初めて見るタイプの4-5-1。ピボーテにはチャヴィ1人を置き、やや絞り気味のポジションを取る両サイドにガブリ&コクー。メディアプンタ(攻撃的MF)にクライフェルトとロッチェンバックを配置している。ロッチェンバックは非常に運動量が豊富で、中盤のいたる所に顔を出し、オリジナルポジションが分からないぐらいだ。よく前線にも飛び出している。
 ここ数試合とは違い、序盤から中盤が引いてしまう事もなく、立ち上がりから激しくプレッシャーをかけてくるヴィジャレアルと真っ向勝負、中盤で激しくボールの奪い合いを演じている。

 攻撃に当たっては、両SBが久々に高い位置取りを見せ、前線でクライフェルトのポストプレーも冴えている。但し、守勢に回った時にゴール前がダンゴ状態になるのは相変わらず・・・・・。
 7分、ロッチェンバックのFKをクライフェルトがポストプレー。ボールを左サイドへ流し、オーバーラップしてきたココがシュート。しかし、シュートはゴール左へ。

 対するヴィジャレアルは、激しくボールを奪いに来るものの決定機は作れない。チャンスらしいチャンスと言えば、11分にヴィクトルが強引なドリブル突破を図ってシュートを撃った場面ぐらいだった。


<20分〜45分>
 バルサは、前節と較べて選手の運動量が増えたためパスコースを確保でき、少ないタッチでボールを回せるようになっている。前半25分時点でのボール支配率が久々に6割を超えているのがその証拠である。この時間帯、チャヴィがパスにドリブルにと、かなり自由にボールを持ってゲームメイクしている。22分には、ペナルティエリア正面にこぼれたボールをミドルシュート。シュートは惜しくも左にそれるが、チャヴィが機能している時のバルサは良い感じでゲームを進められる。

 35分になると、バルサはようやく決定機を見せる。ココが左サイドをドリブル突破してセンタリング。これをクライフェルトが落として、サヴィオラがシュート。これはGKがセーブする。しかし38分、遂にバルサはヴィジャレアルのゴールを割る事に成功する(下図参照)。このゴールもチャヴィのパスから生まれたものだ。

 一方、ボール支配率では劣るもののヴィジャレアルも徐々にチャンスを作り始める。32分には、カジェハがスルーパスに反応しDFラインの裏へ抜けようとするが、プジョールが体を張っていブロック。
 33分、アルアバレンナが右サイドをドリブルし、DFを引き付けておいて内側を並走するホルヘ・ロペスへパス。ホルヘ・ロペス、ペナルティエリアのすぐ外からシュートを撃つが、シュートはボナーノがキャッチ。
 40分、カウンターからペナルティエリア前は1対1となるが、ボナーノが反応よく飛び出してクリア。
 
 このまま前半が終了するかと思われた43分、事件が起こる。サヴィオラが倒された事をチャヴィがアルヴァレス主審に抗議。アルヴァレス主審はチャヴィにTarjeta Amarillasを出す。この少し前にもカードをもらっていたチャヴィは2枚目となり退場。後半に不安を残す結果となってしまった。

 ロスタイムはほとんどなく前半終了。
 前半のバルサは、チャヴィの退場さえなければまずまずの出来。ヴィジャレアルもヴィクトル&クライオベアーヌが何度かシュートチャンスを得るが、決定機とはならない。拮抗した前半だった。

  Villareal Barcelona
Tiros a Puerta
Faltas Sancionadas
Corners
Tarjeta Amarillas
Tarjeta Roja
Posesion 44 56


【後   半】

 後半開始から1人少ないバルサに対しヴィジャレアルは容赦なく襲いかかかってくる。後半のバルサは時間帯で区切る必要もなく、一方的に押し込まれる。後半の48分間でバルサが自陣で専守防衛に当たっていた時間は、恐らく40分間に近いと思われる。時間を経るごとに、みるみるボール支配率は落ちてゆき、最終的に4割近くまで落ち込んだ。後半のバルサはそれほどまでに押し込まれてしまったのである。

 ヴィジャレアルが右に左に真中にと猛攻を仕掛け、バルサは息をつく暇もない。やっとの事でボールを奪い返してもパスミス連発で、そこから波状攻撃を受けてしまう。ボールがタッチラインを割るのはまれで、一息つくのはヴィジャレアルのシュートが外れてゴールラインを割る時のみ。後半15分、バルサは、スピードのあるオーフェルマルスを前線に残すように配置して、ヴィジャレアルのDF陣に警戒心を抱かせようとするが、効果があったのは投入直後のみ。

 後半も30分を過ぎると、猛攻をかけたにも関わらずゴールを奪えないヴィジャレアルは、ゴール前にクロスボールを放り込む作戦に出る。アップアップのバルサは、これを弾き返すのが精一杯。攻撃しようという意識は完全になくなっている。
 押し込まれっぱなしの後半で活躍が目立つのは、ここ数試合でディフェンスの大黒柱となっているプジョール。危険あるところ必ず姿を現し、火種を消して去ってゆく。まるで正義の味方だ・・・・・。
 後半38分になると、疲れが見えるコクーに代えてセルジ投入。ディフェンスは5バックと化している。

 後半だけで8本の枠内シュートを撃ち、作ったチャンスは数知れないヴィいジャレアルであるが、40分を過ぎると、いい加減攻め疲れたと見える。後半40分、ようやく前線に一人残るオーフェルマルスにパスが通る。オーフェルマルスは、チームが息つく時間を作るためにボールキープする。残り5分、バルサはようやく中盤でパスを繋ぐ余裕が出来るが、積極的にゴールを狙う事はない。

 後半も45分を過ぎて、予備審判が出したロスタイム表示は3分。いよいよスリリングな試合はクライマックスを迎える。ヴィジャレアルは、最後の力を振り絞ってサイドアタックをかけてクロスボールを上げるが、その精度は明らかに落ちている。放ったクロスボールはことごとくゴール前を横切り、味方選手には通らない。そのたびに心臓が締め付けられるような思いである。
 こんな調子でロスタイムが過ぎ、試合終了。バルサは久々に3ポイントを獲得する事が出来た。



 後半のバルサは、思いがけず劣勢に追い込まれたが、ヴィジャレアルのシュート精度が低い事もあって、ピンチを免れる。ここまで押し込まれると、内容が云々いう余裕もなく、ただひたすら勝利のみを祈って観戦する気分になるものだ。ただ一言『ご苦労様でした。』と言いたい気分である。

  Villareal Barcelona
Tiros a Puerta 11
Faltas Sancionadas 20 15
Corners
Tarjeta Amarillas
Tarjeta Roja
Posesion 58 42
【BARCA GOALS
  1点目 クライフェルトのゴール

 前半38分、チャヴィのロングパスに反応したクライフェルト、オフサイドラインギリギリで左サイドに抜け出す。
 チャヴィのロングパスを、飛び出したGKが滑り込んでキャッチしようとするが、キャッチできずに弾いてしまう。
 そのボールをすかさずクライフェルトが掠め取り縦にドリブル、角度のないところから左足でシュート。
 クライフェルトのシュートはサイドネットに突き刺さり、先制ゴール。クライフェルトならではのテクニカルなゴール。
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