Barca 試合結果


第16節 2001.12.9 エスタディオ・カンプ・ノウ 20:00 
FCバルセロナ 2 − 2 セルタ・デ・ヴィーゴ
FC Barcelona 得点 Celta de Vigo
Po No NAME 交代 Po No NAME 交代
GK 1 ボナーノ - 1分:ガブリ GK 1 カヴァジェーロ -
DF 24 プジョール - 後1分:サヴィオラ RB 18 コイラ 後16分OUT
17 クリスタンバル 後0分OUT セルジ(OG):後27分 CB 4 カセレス -
4 P・アンデルション 後45分負傷 エドゥー:後38分 CB 6 ベリッソ -
23 ココ 33分OUT - LB 14 ファンフラン 後20分OUT
MF 14 ジェラール - - CM 22 ルッチン(リュクサン) -
18 ガブリ 後0分OUT - CM 7 ヴァギネル -
8 コクー - - RH 8 カルピン 後48分
FW 10 リバウド - - OH 10 モストヴォイ -
7 サヴィオラ - - LH 20 ヘスーリ 後45分OUT
11 オーフェルマルス - - CF 19 エドゥ -
Sub 13 レイナ - - Sub 13 ピント -
2 レイツィハー - - 3 シルヴィーニョ 後20分IN
3 F・デブール 後0分IN - 21 セルヒオ -
12 セルジ 後0分IN - 23 ヤーゴ 後45分IN
6 チャヴィ 33分IN - 15 ドリーヴァ -
15 ロッチェンバック - - 17 ベニ・マッカーシー -
20 アルフォンソ - - 24 怪鳥・カターニャ 後16分IN
Barcaフォーメーションの変化
試合開始〜 33分〜 後半開始〜
                
試合展開
主審:ロサントス・オマール(Boooooooooo!!)


実況:倉敷 保雄(♪)    ゲスト:金子 達仁



 前節最悪の内容でアラヴェスに負けたバルサ、クライフェルトがサスペンションという苦しい状況。しかし、幸いにもリバウドの処分決定が12/11まで先延ばしとなったので、リバウドは出場可能。しかし解せないのは、チャヴィを外して中盤の底にジェラールを入れた事。ジェラールが中盤の底で生きないのは明らかで、ここ数試合押さえられているとは言え、チャヴィを入れておくべきではないだろうか?
 ここ数試合の不甲斐なさのためか、スタンドには空席が目立つ。スタンドには前会長のルイス・ヌニェスが御観戦。
 今日の主審は憎むべきロサントス・オマール。そう!昨シーズンのクラシコでバルサの勝利を盗んだあの審判である。

【前  半】

<開始〜20分>
 アウェイのセルタは序盤から積極的で、前線からプレッシャーをかけてくる。開始1分でファンフランがサヴィオラを削りに来る。後ろからモロに蹴りを入れるという、相変わらずのヒール(=悪役)ぶりを見せている。
 そんな中で、開始1分40秒、セルタの一瞬の隙を突いてガブリが先制ゴールを叩き込む。(下図参照)

 しかしバルサが良かったのはこのゴールだけで、セルタに押し込まれ始める。セルタの選手がきれいなポジショニングを取り、後ろからSBの選手がオーバラップーを仕掛けるのに対し、バルサはポジショニングが酷い事になっている。中盤が押し込まれ、中盤と前線の間が大きく開いてしまっているのだ。バルサはペナルティエリアの前に選手が8人もいて、ディフェンスに専念している。しかも、人数をかける割に中盤がスカスカで、ボール保持者にプレッシャーをかけようという姿勢が見られない。そのためDFラインの前で楽にボールを回されてしまい、ボール支配率でも明らかに劣っている。

 それにしてもバルサの選手の運動量が少なすぎる。映像を見ていても、動いているのは水色のユニフォームのみで、アスルグラナはゴール前で固まってしまいまったく動いていない。それは攻撃の時の同様で、前線にいるのはオーフェルマルスとサヴィオラのみ。例え前線にボールが渡っても、フォローするために上がってくる選手が皆無なので、苦し紛れに単発のシュートを撃つしかない。当然のように、この時間帯でバルサの決定機はゼロだった。

 対するセルタは、選手の動きが滑らかで1人が動き出すと全体が連動して動いている。しかし、ボールは回るものの、ゴール前にバルサの選手が8人もいたのではゴールを破る事は難しい。決定機は、8分に右サイドのカルピンのクロスを中央でヘスーリがシュートを撃ったのみ。


<20分〜46分>
 前半を半分過ぎてからもバルサの状況は改善されず、むしろ酷くなる一方である。中盤がスカスカなのも変わらず、好きにボールをまわされている。こちらボールを持っても、ある選手がパスを出す時、パスを受ける選手は足元で受けてから動き出すので、セルタの選手は楽にプレッシャーをかけてボールを奪う事が出来る。一方的に押し込まれ、その影響は明らかにボール支配率に表れている。22分でのボール支配率が『バルサ:セルタ=47:53』であったのが、時間を追うごとに悪くなる。32分のボール支配率は、『44:56』となり、43分には『42:57』となってしまった。往年のバルサの面影は、今日のバルサには微塵も見られない。

 攻撃も受けに回ったカウンター主体で、単発の攻撃のみ。あまりの不甲斐なさに怒ったスタンドから『Booo〜!!』が聞こえてくる。しかも、33分にはココを外してチャヴィ投入。スタメン選定のミスにより、貴重な交代枠を使っている・・・・・。この交代でバルサのフォーメーションに混乱が見られ、39分にはルッチンのドリブル突破を許し、ミドルシュートを撃たれる。

 一方、圧倒的に試合を支配しているセルタではあるが、バルサの引きこもり作戦を前にしてゴールを奪えない。決定機を作れず、41分にバルサの選手が集中力を切らし、パスミス連発、ディフェンスのミス連発という状況でも、前半の間に追いつくことが出来なかった。それにしても、今日はバルサのファールが目立つ。43分の時点でのファール数は『バルサ:セルタ=9:3』。



【後  半】

<開始〜20分>
 後半早々、レシャックは残り2枚の交代枠を使い切ってしまう。ガブリ&クリスタンバルを外し、セルジ&F・デブールを投入。結局いつものフォーメションに戻っただけ。あきれて物が言えない・・・・・。(後に、ガブリとクリスタンバルが負傷していたことが発覚。それを考えれば妥当な交代か・・・・・。)

 しかし、この交代とハーフタイムの指示(ホント?)が効果を表し始める。ビッグクラブを相手にする弱小クラブのようなカウンター攻撃主体なのは変わらないが、前半よりは中盤の選手が攻めあがり始めたのである。そのため、ドサクサ紛れの開始2分の得点(下図参照)は別にして、ようやく特記できるぐらいのチャンスは生まれ始めた。
 後半12分、バルサのカウンター。ジェラールがセンターサークルでボールを受け、まっすぐドリブル突破。前にはリバウド、オーフェルマルス、サヴィオラが並んで走っている。ジェラールから左サイドのリバウド → オーフェルマルス → サヴィオラとボールがワンタッチで回るが、サヴィオラに渡ったボールは、ファンフランがカット。(右図)
 後半14分、左サイドを突破したオーフェルマルスが角度のないところからシュート。しかし、サイドネット。

 セルタもボールは回るものの攻めあぐね、チャンスは、後半8分に右サイドをカルピンが突破して上げたセンタリングを、ゴール前でエドゥがヘディングシュートしたのみ。


<後半20分〜49分>
 後半も中盤を迎える頃には、バルサ息を吹き返す。カウンタ主体であるものの、チャンスの数ではセルタを上回るようになる。しかも、ボール支配率は悪化する一方にもかかわらずだ。しかし、選手が前に出始めた分ディフェンスが甘くなったのか、遂にゴールを割られてしまう。後半27分、左サイドからカルピンが上げたクロスボールに、エドゥーが飛び込む。マークについていたセルジが必死にエドゥーとボールの間に入るが、クロスボールがセルジの足にジャストミートし、ボールはゴール左隅に・・・・・・。セルジ、復帰後初ゴールはオウンゴールとなってしまった。 
バルサは、後半20分、28分、29分と、リバウドがシュートまで持っていき、30分を過ぎるとオーフェルマルスにパスが出始め、攻撃面でようやく脅威を与える事が出来るようになるが、追加点を奪えない。
 しかし、立場が明らかに逆転し始めた後半38分、遂に同点弾を浴びてしまう。
 後半38分、このゴールもカルピンが起点となった。今度は右サイドから、右足アウトサイドを上手く使ってゴール前にセンタリング。ファーサイドへまっすぐ飛んだボールを、エドゥーが倒れこむようにジャンプしてヘディングシュート。GKボナーノも反応したもののエドゥーの叩きつけるヘディングを予想していたため、実際にはゴール上段へ突き刺さったボールにはふれることが出来なかった。

 このゴールで意気消沈したバルサ、チャンスは再びセルタに傾き始める。後半42分には左サイドから”ツァー(=皇帝)”モストヴォイがクロスを上げるが、ゴール前のカルピンの頭には合わず。そして同42分、セルタのチャンスからアクシデントが生まれる。
 右サイドをヴァギネルがドリブル突破。セルジをフェイントで抜き去り、右サイドの深い位置からゴール前に放物線を描くようなセンタリング。ゴールの真正面に飛んだボールは、P・アンデルションがヘディングでクリアするが、このボールに飛び込んできたカターニャと正面衝突。空中でカターニャの飛込みをまともに受けたP・アンデルションは、受身が全く取れず、背中からモロに落ちる。このとき後頭部を強打し、倒れたまま動かなくなる。バルサのメディカルスタッフが慌ててP・アンデルションの元へ飛んでいく。応急処置を施すDr.プルーナの表情も深刻だ。しかし、かろうじて意識は回復し担架で運ばれてそのまま病院へ直行した。

 残り5分、バルサは同点を守りきるので必死だ。後半48分には、セルジが対面のカルピンのボールを奪おうと、5回もカルピンの足に蹴りを入れた上に最後にはカニバサミという非常に悪質なファール。このファールに相当頭に来たのか、次のプレーにでセルジに報復。Doble AmarillasTarjeta Amarillasとなる2枚目のTarjeta Amarillasをもらい退場。

 結局試合は、ロスタイム4分で終了。バルサが散々の出来であった上に、終盤のアクシデントとセルジのファールで、非常に後味が悪い試合となった。選手の中で印象に残ったのは、プジョールのみ。久々に復帰したセルジも悪い面しか目立たなかった。攻撃の選手は、オーフェルマルスが徐々に勝負できるようになったのが好材料だが、それ以外は・・・・・・(ToT)。いよいよレシャックの解任にもリーチがかかったような気がする・・・・・。
【BARCA GOALS
1点目 ガブリのゴール

 開始1分40秒、右サイドからプジョールが上げたセンタリングは、カセレスがヘディングでクリア、上に上がったボールをモストヴォイもクリア。
 しかし、ボールの落下点にはガブリが走り込み、短いドリブルから放った押さえを聞かせたバウンド気味のシュートは、カヴァジェーロの指先をかすめてゴールイン。
2点目 サヴィオラのゴール

 後半2分、リバウドのCKをF・デブールが落とす。そのボールにGKカヴァジェーロが反応してキャッチに行くが、サヴィオラも走り込んでおり、頭と右ひじを使いカヴァジェーロがキャッチしかけたボールをかっさらって、短く持ち込んでから角度のないシュート。これが見事にゴールインし、スコアは2−0となる。
 セルタの選手はサヴィオラのハンドを主張するが、ロサントス・オマールはハンドの判定をしなかった。(どうせ見ていなかったんでしょうが・・・・。)
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