Barca 試合結果


第15節 2001.12.1 エスタディオ・メンディソローサ 21:30 
アラヴェス 2 − 0 FCバルセロナ
Alaves 得点 FC Barcelona
Po No NAME 交代 Po No NAME 交代
GK 1 エレーラ - 21分:ジョレンス(PK) GK 1 ボナーノ -
RB 7 ヘリ 後38分OUT 後16分:I・べゴーニャ DF 24 プジョール -
CB 2 コロッチーニ - - 17 クリスタンバル -
CB 6 テジェス - - 4 P・アンデルション 後0分OUT
LB 20 ジョレンス - - 3 F・デブール -
CM 21 トゥリエル - - MF 6 チャヴィ 後17分OUT
CM 10 パブロ・ゴメス(C) - - 18 ガブリ -
RH 18 アストゥティージョ - - 8 コクー(C) -
OH 11 マグノ・モセリン 後24分OUT - FW 9 クライフェルト -
LH 3 イボン・ベゴーニャ - - 10 リバウド -
CF 9 ルベン・ナバーロ 後46分OUT - 11 オーフェルマルス 後0分OUT
Sub 25 キケ - - Sub 13 レイナ -
5 カルモーナ - - 23 ココ -
17 C・カヌ(ヌワンコ・カヌの弟) 後38分IN - 14 ジェラール 後0分IN
19 イヴァン・アロンソ - - 15 ロッチェンバック 後0分IN
8 マラ 後24分IN - 7 サヴィオラ 後17分IN
23 ヴッコ 後46分IN -   登録なし -
22 ヴィチュヘ - -   登録なし -
Barcaフォーメーションの変化
8分〜 後半開始〜 後半17分〜
                
試合展開
主審:メディナ・カンタレーホ


実況:倉敷 保雄(♪)     ゲスト:戸塚 啓



 前節、ホームでA・ビルバオに負けた上に、リバウドがラクルスを殴ったシーンがビデオに納められている件が規律委員会にかけられるなど、慌しい1週間を送ったバルサ。リバウドの件は今日の時点では解決していないため、リバウドの出場は問題なし。
 一方のアラヴェスは、ジョルディ・クライフを怪我で欠くという厳しい状況。

【前  半】

<開始〜20分>
 21:30にキックオフとなったこの試合、気温が8度で湿度は91%という日本人にはピンと来ない気候の中で行われた。選手の吐く息も真っ白で、かなり寒そうである。この影響は選手の足元にやって来た。高湿度のためか足を滑らせる選手が多いのである。

 今日のハルサは、ディフェンスラインに若干の変更を加えてきた。左からF・デブール、P・アンデルション、クリスタンバルの3バック+右サイドにプジョールという変則3バックのような布陣。左サイドでレギュラーを張っていたココには特に問題がない(但し、ホームシックにかかっているようではあるが・・・・・・。)だけに、腑に落ちない布陣である。しかも、試合開始8分でディフェンスラインの構成を変更。左からプジョール、F・デブール、P・アンデルション、クリスタンバルの4バックに変更している。

 アラヴェスキックオフで始まった試合であるが、落ち着かない試合である。アラヴェスが前線から積極的にプレッシャーをかけて来るため、とにかくボールが行ったり来たりする。バルサがボールを回せるのはディフェンスラインだけで、中盤から前では思うようにボールが回らず、FWにもボールが渡らない。
 この時間帯でバルサが作ったチャンスは、12分にペナルティエリアの左サイドのすぐ外のFKのみ。リバウドが蹴ったFKは、アーリークロスのような軌道でファーサイドに飛んでいき、クライフェルトが飛び込むが、シュートはゴール右へ外れる。
 ボール支配率も『バルサ:アラヴェス=47:53』という散々なもので、全くいいところがない。

 一方のアラヴェスも積極的にボールを狩りに来るが、特別チャンスを多く作るというわけではない。チャンスと言えそうなのは、15分にミドルレンジから3連続でシュートを浴びせたくらいか?
 それでもしたたかなアラヴェスは、抜け目のなくこの時間帯を過ごしている。前述したように非常に足元が滑るのであるが、これを利用してレフェリーを味方につけたのだ。元々ホームひいきに笛を吹くレフェリーなのだが、バルサの選手がボールを奪いに来ると、アラヴェスの選手は滑ったフリをしてすぐに倒れる。このプレーがすべてバルサの反則になってしまうのだから、バルサの選手はたまらない。徐々にフラストレーションが溜まってくる。

<20分〜48分>
 バルサの選手のフラストレーションが溜まり始めた頃、それを利用したアラヴェスの先制点が生まれる。20分、左サイドのパブロ・ゴメスがゴール前にクロスボールを送る。このボールにルベン・ナバーロが走りこむのだが、ペナルティエリア内で密着マークについていたP・アンデルションにもたれ掛かるようにして転倒。レフェリーの判定はペナルティー。明らかにルベン・ナバーロの演技勝ちである。このPKをジョレンスが決めてアラヴェス先制点。
 この判定でバルサのイライラはさらに増し、26分にはクライフェルトが通算5枚目のTarjeta Amarillasをもらい、次節のサスペンション決定(ToT)。31分に相手のダイブをファールと判定されたコクーが怒って、珍しくレフェリーに噛み付く。
 結局この時間帯もアラヴェスの攻撃を跳ね返すのが精一杯で、全くチャンスを作れない。右サイドは全く機能せず、左サイドのは前線のオーフェルマルスにボールを入れても、オーフェルマルスは前で張っているだけなので簡単に跳ね返されてしまう。

 反対に主導権を握ったアラヴェスは、徐々にチャンスを作り始める。32分には、左サイドからの長いクロスボールをルベン・ナバーロがボレーシュートしようとするが、これは空振り。40分には、左サイドのイボン・ベゴーニャの低く速いクロスボールにルベン・ナバーロが飛び込むが、F・デブールがかろうじてクリア。
 そして43分は、アラヴェスにとって前半最大のチャンスとなる。左サイドの深い位置でイボン・ベゴーニャがボールをキープし、ゴール前へセンタリング。この時バルサの選手はイボン・ベゴーニャのサイドに4人も寄せてしまい、中央はスカスカ。そのためゴール前では2対2の状況に陥る。幸い若干それたセンタリングはファーサイドでコクーがクリアするが、これが中途半端となりトゥリエルがカットして右サイドからシュート。これはボナーノが弾くが、ゴール正面にこぼれたボールをP・アンデルションがクリアミス。ボールは再び右サイドのトゥリエルへ。トゥリエルが角度のないところから撃ったシュートは、ボナーノの脇を抜けるがゴール右ポストに当たり、これをコクーがようやくクリア。バルサはようやくピンチを脱する事となる。

 それにしても、今日のバルサは変だ。これまで安定感を維持していたディフェンスラインが崩壊している。43分のシーンが象徴するように、非常にドタバタしている。まるで昨年のバルサに戻ってしまったようだ・・・・・・。

  Alaves Barcelona
Tiros a Puerta
Faltas Sancionadas 15 15
Corners
Tarjeta Amarillas
Tarjeta Roja
Posesion 52 48



【後  半】
<開始〜20分>
 前半のふがいなさに、さすがのレシャックも最初から選手を代えて来た。前半、審判との相性が悪かったP・アンデルションと何の役にも立っていなかったオーフェルマルスを下げ、ジェラールとロッチェンバックを投入する。

 しかし、選手を変えたところでアラヴェスペースは変わらない。アラヴェスの選手たちの俳優並みの演技は冴えわたり、反則を取られるバルサの選手をイラつかせる。後半10分には、普段は決してキレる事のないリバウドまでがリスタートを邪魔されてぶちキレる。
 バルサは、フォーメーションまで滅茶苦茶になり、一時はプジョールが右SB、左SB、CBとポジションを転々としながら守備をするというシーンも見られた。攻撃に関しても、後半6分に前述のプジョールが左サイドの高い位置でボールを受けて、素晴らしいターンを交えつつペナルティエリア内にドリブルで切れ込んだのみ。(それにしてもプジョールの格段の進歩は素晴らしい!)
 そして後半16分、ついに追加点を奪われてしまう。左サイドからパブロ・ゴメスが蹴ったFKを壁の中のプジョールがクリア。しかし、中央やや右サイド寄りにこぼれたボールをフリーでカットしたイボン・ベゴーニャが、押さえの利いたミドルシュートをゴール左隅に叩き込む。ピッチのすぐ外には、反撃の狼煙となるはずだったサヴィオラが交代の準備を済ませて待機していたが、事実上今日の試合はここで決まってしまった。
 後半17分、チャヴィ → サヴィオラの交代。

<20分〜48分>
 はっきり言って、あまりの酷さに試合を観る気がしなくなってくる。しかもファールの多さから、試合は荒れ始めてくる。
 後半21分、Tiros a Puertaはアラヴェスが6に対して、バルサは何と”2”。

 結局試合を通じてアラヴェスペースは揺るがず、バルサはこの時間でもほとんど機能しなかった。
 後半29分、久々にパスが繋がる。中央のロッチェンバックから → リバウドのポスト → サヴィオラの短いドリブルからパス → コクーがポスト → クライフェルトのシュートとほぼワンタッチで攻撃が繋がるが、シュートはGK正面。
 後半30分から若干ではあるがバルサのパスが回り始めるが、チャンスは作れない。

 対するアラヴェスは、30分に右サイドからのFKを中央でコロッチーニが頭で合わせるがバーの上。しかも、ヘディングが得意なジェラールに競り勝ってのシュート。37分には、ガブリが大チョンボ(死語?)をやらかしてくれる。右SBの位置からCBに戻したバックパスをルベン・ナバーロがかっさらってシュートするが、幸いシュートはバーの上に。42分、前線に放り込んだ一発のロングボールがルベン・ナバーロに渡るが、F・デブールが必死でクリア。45分、右サイドからのクロスをアストゥディージョが頭で合わせるがオフサイド。



 要するに最初から最後までやられ放題の、今シーズン最悪の試合だった。パスは繋がらず、DFはガタガタ、FWはボールを受ける事すら出来ない。シュートも記録上は6本となっているが、実質3〜4本がいいところだったと思う。この試合で唯一評価に値するのはプジョールのみ。この敗戦により、バルサは一気に8位に転落し、遂にR・マドリーにも抜かれてしまった。『悪夢』という言葉がもっとも似合う試合だったのではないだろうか?

  Alaves Barcelona
Tiros a Puerta
Faltas Sancionadas 26 28
Corners
Tarjeta Amarillas
Tarjeta Roja
Posesion 51 49
【BARCA GOALS
  今節はノーゴール
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