Barca 試合結果


第14節 2001.11.24 エスタディオ・カンプ・ノウ 21:30 
FCバルセロナ 1 − 2 アスレティック・ビルバオ
FC Barcelona 得点 Athletic Bilbao
Po No NAME 交代 Po No NAME 交代
GK 1 ボナーノ - ウルサイス:10分 GK 1 ラフエンテ -
DF 24 プジョール - 後13分:リバウド RB 15 フェリッペ -
4 P・アンデルション - エスケーロ:後35分 CB 12 ラクルス 後29分
3 F・デブール - - CB 7 オスカル・ヴァレス -
23 ココ - - LB 11 ハヴィ・ゴンサレス -
MF 6 チャヴィ - - RH 23 ティコ -
18 ガブリ - - CM 16 オルバイス -
15 ロッチェンバック 後10分OUT - CM 18 アルキサ -
FW 9 クライフェルト - - LH 10 イェステ 後17分OUT
7 サヴィオラ 後38分OUT - RF 17 J・エチェベリア 後23分OUT
11 オーフェルマルス - - LF 20 ウルサイス 後31分OUT
Sub 13 レイナ - - Sub 25 アランスピア -
2 レイツィハー - - 5 カルロス・ガルシア 後17分IN
17 クリスタンバル - - 46 ムリージョ 後31分IN
14 ジェラール 後38分IN - 6 ウルティア -
10 リバウド 後10分IN - 8 ゲレーロ -
  登録なし - - 9 エスケーロ 後23分IN
  登録なし - - 19 デル・オルノ -
Barcaフォーメーションの変化
試合開始〜 24分〜 後半11分〜
                
後半38〜
試合展開
主審:ゴンサレス・ヴァスケス


実況:倉敷 保雄(♪)   ゲスト:戸塚 啓



 数日前のCL第1節でヨーロッパ各地で絶賛される内容でリヴァプールを下したバルサ、今日はアウェイでは無類の強さを誇るビルバオが相手。
 当初スタメン予定だったリバウドは内転筋の傷みとインフルエンザを訴え、ベンチスタート。(最近リバウド先生もちょっとナーバスになっているのかな?)ルイス・エンリケを怪我で欠き、コクーはサスペンションという厳しい状況。
 一方のビルバオもララインサール、ララサバルを怪我で欠き、ゲレーロもベンチスタート。


【前  半】

<開始〜20分>
 試合の立ち上がりは、いつもどおりバルサがディフェンスラインで慎重にボールを回し様子をうかがうというもの。ビルバオのDFラインが比較的高いため、序盤はDFラインの裏にロングボールを放り込み、その裏をサヴィオラが狙うというシチュエーションが目立つ。
 しかし、開始10分、ビルバオに先制点を奪われてしまう。ここまで両者共に決定機を作れなかったのだが、バルサはFKからあっさりと失点してしまった。右サイド、ペナルティエリアのすぐ外の地点からイェステがゴール前に上げたFKを、ウルサイスが得意のヘディングで決めた得点だった。ウルサイスのシュートはゴール左ポストに当たり、そのままゴールイン。どうやらボナーノは外に外れると見ていたらしく、呆然とした様子だった。

 この失点後、バルサのエンジンがかかってくるかと思いきや、今日のバルサは今ひとつピリッとしない。この時間帯でのチャンスらしいチャンスといえば、13分にやや中寄りの右サイドで、クライフェルトがトリッキーなパスを出し、これを受けたガブリがスルーパスを出す。これに反応したサヴィオラがDFラインの裏に抜けシュートを撃つがGK正面。その他では16分にオーフェルマルス、18分にロッチェンバックが左サイドを縦に抜けセンタリングを上げたが、いずれもDFがクリアした。

 先制点を奪ったビルバオは得点で勢いづいたのか、前線から積極的にプレッシャーをかけ始める。ボールを支配する時間も徐々に増え、確実にペースを握り始めている。

<20分〜47分>
 35分頃まではビルバオのペースで、ボールを支配されている。20分には、F・デブールがウルサイスに強引にボールを奪われ右サイドを突破されるが、スピードのないウルサイスが相手がったので、かろうじて自ら取り返す。
 この時間、ボールを支配されるもののビルバオもチャンスを作った回数は少なく、前半を通じても数えるほどしかバルサゴール前に迫っていない。
 ボールを支配される状況に業を煮やしたレシャックは、24分にピッチサイドに出てきて、「ガブリィ〜、ファビオ〜!」とデカイ声を出してなにやら指示を出し始める。何をするのかなぁと様子を見ていたら、ガブリとロッチェンバックのポジションを入れ替えたようだ。この変更により、それまで2人とも中へ入ってきてしまったのが、ロッチェンバックが右に開くようになってきた。

 バルサの煮え切らない状況に変化が生じたのが36分以降。まず36分に、右のサヴィオラからボールを受けたクライフェルトがダイレクトでスルーパスを出し、オーフェルマルスが抜け出す。しかし、GKが飛び出してクリア。
 37分には、オーフェルマルスが左サイドをドリブルし、相手DFを左へ引き付けたところで逆サイドのクライフェルトへサイドチェンジのパスを出す。このパスをクライフェルトが頭でペナルティエリア正面に落とし、そこへサヴィオラが飛び込んで一気にエリアへ進入するが、DF2人とGKの懸命のディフェンスでシュートは阻まれる。
 この2つのプレーを境にバルサがボールを支配し始める。44分には右サイドでロッチェンバック → チャヴィ → ガブリとボールが渡り、ガブリ → クライフェルトのヒール → ガブリのワンツーパスが決まり、ガブリがシュート。しかし、シュートをふかしてしまいゴールならず。
 後半に期待を残しつつ、ロスタイム2分で前半終了。


【後  半】

<開始〜20分>
 後半のバルサは選手交代なし。ただ、リバウドがアップを始めており後半の早いうちに投入される可能性大。
 後半に入っても前半終了時のペースを保ち、バルサが主導権を握る。後半4分には、F・デブールが縦に出したロングフィードにオーフェルマルスが走りこんで折り返すが、エリア内には味方がいない。
 後半11分、リバウド先生のご登場でトリデンテ完成。
 後半13分にリバウドが同点ゴールを決めると、スタジアムは『リバ〜ウド!リバ〜ウド!』のコールがあがる。(下図参照)
 後半16分、左サイドからF・デブールが縦パスを出す。このパスにオーフェルマルスが斜めに走りこんでスルー、ボールはサヴィオラに渡る。ボールを受けたサヴィオラは、中へ切れ込んで中央やや右に位置するクライフェルトへパス、フリーのクライフェルトがシュートを撃つが、ボールの行方はゴールよりだいぶ右・・・・・・。

 一方のビルバオも、主導権を握られつつチャンスを作り始める。後半3分には中央からウルサイスがミドルシュートを撃つ。このシュートはゴールポストをかすめてラインを割ったが結構危なかった。
 後半6分は、10分の得点と同じような位置からのFK。真中にグラウンダーで出されたボールに対し、バルサのDFの真中がぽっかり空く。中央でボールを受けたエチェベリアがシュートを撃とうとするが、当たり損ねる。
 後半9分、左サイドからのクロスボールを真中でウルサイスがヘディング、このボールをニアサイドのエチェベリアが落として、中央に走りこんだティコがミドルシュート。しかしこのシュートは、ボナーノが好セーブ。
 後半18分、スローインから右サイドを抜けたハヴィ・ゴンサレスがセンタリング。しかし、ゴール前のウルサイスに渡る前にP・アンデルションがかろうじてクリア。ちなみにハヴィ・ゴンサレスのマークについたのはF・デブール。短い距離でも簡単に振り切られるのは問題だ。

<20分〜51分>
 この時間になると主役はバルサでもビルバオでもなかった。その名はゴンサレス・ヴァスケス主審。リーガ1年目、38歳の新米レフェリーだ。前半からビルバオ有利とも取れるような笛を吹いて観客をイライラさせていたが、試合が進むごとに笛を吹く回数が増え、ちょっとした接触プレーでもすぐに笛を吹くので試合のリズムが悪くなる。しかも、判定基準が一定せずに、時間を経るごとに選手や観客のストレスは高まっていった。しまいには、カンプノウの観客が白いハンカチを振り始めた。久々に見る光景である。

 このような状況にもかかわらず、バルサはさらにビルバオを押し込むようになる。後半17分の交代でDFを1人増やし、ほんの一瞬主導権を取り戻したビルバオであったが、後半29分にボールとは全く関係ないところでのリバウドとラクルスの小競り合いを、予備審判が主審に告げ口し、双方にTarjeta Amarillaが出される。ラクルスは、このカードがDoble Amarillasであったため退場となる。この退場で主導権は完全にバルサのものとなった。
 後半22分には、オーフェルマルスが左サイドを破り、後半34分も、クライフェルト → ガブリ → サヴィオラとボールを繋ぎサヴィオラがシュートを撃つ。
 37分、リバウドがチャヴィのロブパスを胸でワントラップしてシュート。
 45分、クライフェルトの落としをジェラールがワンタッチでDFラインの裏へパス。そこへガブリが走り込んでGKの至近距離からシュートするがGKラフエンテの飛び出しが良くセーブされる。
 50分、右サイドに回っていたオーフェルマルスからゴール前のクライフェルトへボールが渡るがトラップミス。
 バルサはこれだけチャンスを作りながら、一度もゴールを奪えない。

 一方的に押し込まれたビルバオだったが、ワンチャンスで試合を決めてしまった。後半35分、カウンターから右サイドのエスケーロにボールが渡り、ゴールへ向かって一直線に突き進む。チェックに行ったアンデルションが彼にしては珍しくあっさりと抜かれてしまい、エスケーロの前にはボナーノがいるだけとなった。いつものように相手FWに詰め寄ってシュートコースを狭めるボナーノであったが、エスケーロは冷静にボナーノの股間を抜くシュートで勝ち抜きゴールを決めてしまった。

 リーガエスパニョーラにしては異例の5分半というロスタイムを経て試合は終了。ビルバオはアウェイでの勝ち星をさらに増やす事となった。



 後半は本来バルサの時間帯となるはずだった。それを阻んだのは本文にも書いてあるとおり、ヴァスケス主審。彼がすぐに笛を吹くためにバルサのリズムが狂い、ボール回しもスムーズに行かない。特に悪質なファールがなかったにもかかわらず、ロスタイムが5分半に及んだ事からも、いかにリズムを崩されたかが良くわかるはずである。
 しかも、ビルバオ有利としか思えないジャッジが多いため、バルサの選手たちの集中力も散漫になっていった。失点の原因となったP・アンデルションのミスなどは普段では考えられないだけに、ジャッジの影響が少なからずあったように思える。
 極めつけは、アレシャンコ・コーチが暴言を吐いたとして一発Roja、退場となる。
 リヴァプールを会心の内容で撃破しただけに、主審に大事なホームゲームをぶち壊されて後味の悪い試合だった。
【BARCA GOALS
1点目 リバウドのゴール

 チャヴィのFKから。チャヴィが横に流したボールをP・アンデルションがクライフェルトへ。クライフェルト、このロブパスをヘディングでDFラインの裏へ出す。
 そこへ、DFラインの裏にスルリと抜け出したリバウドが、体を倒しながらの左足ボレーで同点ゴール。ゴール上段に突き刺さる豪快なシュートだった。
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