Barca 試合結果


第13節 2001.11.17 エスタディオ・インスラール 21:00 
ラス・パルマス 0 − 0 FCバルセロナ
Las Palmas 得点 FC Barcelona
Po No NAME 交代 Po No NAME 交代
GK 25 ナチョ・ゴンサレス - - GK 1 ボナーノ -
RB 31 アンヘル - - DF 24 プジョール -
CB 2 オリアス - - 4 P・アンデルション -
CB 4 シュレール - - 3 F・デブール -
LB 5 パキ(C) - - 23 ココ -
CM 30 カリメロ 後14分OUT - MF 6 チャヴィ -
CM 18 サムウェイズ - - 21 ルイス・エンリケ(C) 後22分OUT
RH 17 テヴェネ - - 8 コクー -
LH 8 パブロ・ラーゴ 後30分OUT - FW 9 クライフェルト 後13分OUT
ST 27 ホルヘ 後37分OUT - 7 サヴィオラ -
ST 28 ルベン - - 11 オーフェルマルス 後6分OUT
Sub 1 チコヴィッチ - - Sub 13 レイナ -
4 サラスア - - 2 レイツィハー -
6 ホシコ 後14分IN - 17 クリスタンバル -
7 エロイ 後37分IN - 18 ガブリ 後6分IN
9 オルランド 後30分IN - 14 ジェラール -
11 セケイロス - - 15 ロッチェンバック 後13分IN
14 アルベルト - - 22 ジェオバンニ 後22分IN
Barcaフォーメーションの変化
試合開始〜 後半6分〜 後半13分〜
後半32分〜
                
試合展開
主審:ロペス・ニエト


実況:倉敷 保雄(お帰りなさ〜い♪)      解説:幸谷 秀巳




 今日の試合会場は常夏のカナリア諸島。スペイン本土から遠く離れ現地でもほとんどアフリカ扱いだということで、でかなり環境が違うらしい。事実今日の湿度も70%。環境のせいかどうかはわからないが、今シーズンもR・マドリーやセルタがこの地で星を落としているので油断ならない。

【前  半】

<開始〜20分>
 今日のバルサの布陣は前線は前節と同じオーフェルマルスとサヴィオラの2トップ。他はいつものメンバー。W杯出場を決めて帰ってきたリバウドは、リヴァプール戦に備えてお休み。対するラス・パルマスは小兵ルベンの1トップ気味。

 バルサボールでの試合開始。ホイッスルが鳴るとラス・パルマスは前線から積極的にプレッシャーをかけてくる。ラス・パルマスの基本的なゲームプランは、フェルナンド・バスケス先生(彼は元数学の先生です。)指揮下の元、ディフェンスラインはそれ程下げずに、バックとと中盤で2ラインの網を張り、バルサのFWにボールを自由に持たせないというもの。実際バルサは、中盤ではある程度ボールキープをできるものの、ゴール前30m以内ではFWがボールを受けても複数の選手からチェックを受け、前を向く事ができないでいる。
 17分時点でのボール支配率が、≪バルサ:ラス・パルマス=62:32≫であるにもかかわらず、バルサはここまで全くチャンスを作れず、選手の表情も冴えない。15分にコクーが、17分にオーフェルマルスがミドルシュートを撃つのが精一杯だった。

 一方ホームのラス・パルマスは至って元気だ。組織的な守備でバルサを完封し攻撃に転じれば、両サイドに素早くボールを散らし積極的に攻撃してくる。バルサがチャンスを作れないのを尻目に、7分には、右サイドのテヴェネが縦に出したパスを、同じく右サイドに流れていたホルヘがゴール前に走りこむ。しかしここは、ボナーノがホルヘの足元へ飛び込んだので事なきを得た。


<20分〜46分>
 この頃にはラス・パルマスの布陣にやや変更があり、スタート時の4−2−3−1から4−4−2となり、それまで1トップだったルベンが右サイドに入り、ホルヘとテヴェネの2トップとなる。

 この時間帯も相変わらずラス・パルマスのもの。24分には、右サイドでルイス・エンリケが後ろに戻したパスを左ハーフのパブロ・ラーゴにカットされ、前でパスを受けたテヴェネが一気ににエリア内に進入する。エリア内でマークについたF・デブールがテヴェネを倒したように見えたが、ロペス・ニエ主審の判定は白。リプレーシーンでは確かに白だった。
 その直後の25分でバルサは最大のピンチを迎える。ホルヘが上手くDFラインの裏に抜け、飛び出してきたボナーノの頭を超えるループシュートを撃つ。「やられたぁ」かと思ったら、F・デブールが必死で追いつきギリギリのところでヘッドでクリア。
 勢いづいたラス・パルマスは、後ろからもどんどん選手が上がってくるためバルサは非常に厳しい状況に追い込まれる。

 劣勢なバルサはチャンスを作れず、中盤でボールを左右に動かし、何とかしてラス・パルマスのディフェンスにほころびを作ろうとするが、ラス・パルマスのDFラインは全く動じない。DFラインの裏へパスを狙っても、ラインが高いためオフサイドに引っかかる。21分時点でのTiros a Puertaは、≪バルサ:ラス・パルマス=4:0≫。
 チャンスらしいものは、23分に中央やや左に位置していたコクーが縦に出したグラウンダーを前方のオーフェルマルスが左にはたき、左サイドを上がってきたココが縦に抜けて今日始めてのセンタリングを上げたシーンと、40分に唯一のビッグチャンスを作ったシーンのみ。
 40分、中央やや右でボールを受けたサヴィオラと、5m程右にいたルイス・エンリケがワンツーパスでラス・パルマスディフェンス陣を切り崩す。サヴィオラ → ルイス・エンリケ → サヴィオラとボールが渡り、サヴィオラがエリアのすぐ手前で潰れながらもルイス・エンリケへパス。しかし、DFのチェックを受けてバランスを崩しながら撃ったシュートはゴールの右にそれてしまう。

 結局ほとんど見せ場がないまま前半は終了。
 
  Las Palmas Barcelona
Tiros a Puerta
Faltas Sancionadas 10
Corners
Tarjeta Amarillas
Tarjeta Roja
Posesion 42 58


【後  半】

<開始〜20分>
 前半ほとんどチャンスを作れなかったにもかかわらず、ピッチに姿を表したバルサのメンバーは前半と同じ。従って立ち上がりは前半同様にラス・パルマスペース。
 後半開始2分、バルサはいきなりピンチを迎える。カウンターから右サイドでボールを受けたホルヘが長い距離をドリブルで突破し、中央のカリメロへパス。カリメロはエリア内へボールを持ち込みプジョールに倒されるフリをするが、逆にシミュレーションを取られTarjeta Amarillaをもらう。
 後半6分には、ゴール前に放り込まれたボールをP・アンデルションが追うが、ホルヘにさらわれて緩いシュートを撃たれる。ここでボナーノがお洒落なプレーを見せる。ホルヘのシュートを右足で巧みにトラップし、そのままクリア。足元の技術が足りないと思っていたが、結構上手いのかな?
 後半17分もボナーノが魅せてくれる。中央やや左からホルヘが撃ったシュートは、ゴール上段へ向かって行くが、ボナーノが上手くはじき出す。この辺の堅実なプレーが昨シーズンと大きく違っている。

 一方われらがバルサは立ち上がりでは圧され気味となるが、選手交代により徐々に挽回してくるようになる。まず後半6分に、それまでほとんど機能していなかったオーフェルマルスに代えてガブリ投入。この交代によりクライフェルトを珍しくトップに上げ、クライフェルトを頂点に左にサヴィオラ、右にルイス・エンリケという正統派の3トップとなる。
 この交代により後半10分、さっそくチャンスが生まれる。リスタートのボールを中央やや左のペナルティエリア手前でサヴィオラがポストとなるが、キープできずにこぼれる。このこぼれ球に走りこんだクライフェルトが右足のアウトを使ってゴール前に浮き球を送る。すかさずサヴィオラがこのパスに反応し、ダイレクトでシュートを撃つが惜しくもゴール右にそれる。

 しかし、サヴィオラとクライフェルトのコンビが機能し始めたところで、後半13分にレシャックが不可解な交代を告げる。クライフェルトに変えてロッチェンバック投入。ベンチに下がるクライフェルトはベンチを睨み付けるような表情で渋々ピッチを後にする。しかしながら、この時点では不満の残る交代であったが、結果的にはそう悪い物とはならなかった。共に交代で入ってきたガブリとロッチェンバックが中盤で活発に動き回り、ラス・パルマスのマークがずれ始めてきた。後半16分には、それまでほとんど攻撃に絡めなかったチャヴィがDFのタックルを次々とかわし中央のやや左寄りをドリブルで突破。ラス・パルマスのCB間がぽっかりと空いたのを見逃さず、中央に入り込んできたロッチェンバックにパス。パスを受けたロッチェンバックは得意のミドルシュートを撃つが惜しくもGK正面となる。


<20分〜47分>
 交代により息を吹き返してきたバルサはこの時間帯からチャヴィが目立ち始める。効果的なパスを供給し始め、前に出てくるようになったのだ。同様にロッチェンバックとガブリも前に出始めるようになる。
 後半24分には、自陣でコクーがボールを奪いカウンター。チャヴィから直前にジェオバンニが投入されたため左サイドへポジションを移していたロッチェンバックへと繋ぎ、ロッチェンバックが左サイドをドリブル。前方のサヴィオラへパスを出すがここはDFがクリア。
 後半29分はサヴィオラが決定機を作る。左サイドのコクーから出たスルーパスに反応したサヴィオラが、ペナルティエリア左サイドを抜けてシュート。しかし、GKが素晴らしい反応を見せ惜しくもセーブされる。

 一方、ラス・パルマスのチャンスは、後半27分にホルヘの自陣からのドリブルによるカウンターアタックがあったくらいだろうか。

 後半も30分を過ぎると、双方共に決定的なチャンスは目立たなくなってくる。両者最後の力を振り絞り1点を取りに行く。しかし、双方共に最終ラインが頑張りを見せ、ゴール前まで迫る事ができない。好守の入れ替えが非常に激しく、息をつく暇もない展開が続く。ロスタイムが表示される頃になると、ラス・パルマスはホームでの引き分け狙いに方針を切り替え、ゴール前に人数を集めるようになる。対するバルサは、最終ラインを上げて前に人数をかけて得点を取りに行く。
 しかし、結局このまま試合終了のホイッスルが鳴り、スコアレスドローで試合は終わった。


 後半途中までバルサはチャンスを作れず退屈な展開が続いたのだが、こんな展開にもかかわらず両チーム共にロングボールを多用したカウンターを用いる事はせず、ショートパス主体の素早い試合運びをしたため、シーズン序盤のようにまぶたがくっ付きそうになるほどスローテンポでつまらない試合ではなかったと思う。結果には満足が行かないものの、適度に緊張感がありスリリングな試合だった。

 この試合でもボナーノ、P・アンデルション、プジョールといった面々は安定した守備を見せてくれたし、前半は全く存在感がなかったチャヴィも後半息を吹き返し、好プレーを見せてくれた。途中交代のガブリ、ロッチェンバックもまずまずの出来だった。


  Las Palmas Barcelona
Tiros a Puerta 10
Faltas Sancionadas 18 19
Corners
Tarjeta Amarillas
Tarjeta Roja
Posesion 41 59
【BARCA GOALS
- 今日の試合はノーゴール、スコアレスドロー。
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