Barca 試合結果


第12節 2001.11.11 エスタディオ・カンプ・ノウ 20:00 
FCバルセロナ 4 − 0 ヴァジャドリー
FC Barcelona 得点 Valladolid
Po No NAME 交代 Po No NAME 交代
GK 1 ボナーノ - 17分:サヴィオラ GK 1 リカルド -
DF 24 プジョール - 19分:プジョール RB 8 トーレス・ゴメス -
4 P・アンデルション - 後17分:クライフェルト CB 6 サンタマリア 後0分OUT
3 F・デブール - 後40分:サヴィオラ CB 2 ペーニャ -
23 ココ - - CB 12 テナ -
MF 14 ジェラール 後35分OUT - LB 3 マルコス -
15 ロッチェンバック - - CM 16 ヘスス -
18 ガブリ 後20分OUT - RH 18 リチェッティ -
FW 9 クライフェルト - - LH 17 ルイス・ガルシア 後0分OUT
7 サヴィオラ - - ST 27 オスカール -
11 オーフェルマルス 後40分OUT - CF 9 トテ -
Sub 25 デュトルエル - - Sub 25 ビサーリ -
2 レイツィハー - - 5 マリオ -
20 アルフォンソ 後35分IN - 10 エウセビオ 後0分IN
22 ジェオバンニ 後40分IN - 14 チェマ -
28 モッタ 後20分IN - 22 フェルナンド・サレス 後0分IN
33 アルナウ - - 23 トゥル・フローレス -
- 登録なし - - 24 フェルナンド -
Barcaフォーメーションの変化
試合開始〜 後半35分〜 後半40分〜
                
試合展開
主審:ペレス・ラサ


実況:上野 晃    解説:原 博美



クラシコ、国王杯と2連敗中のバルサ。非常に難しい状況下での今日の試合。しかも。オランダ代表組は土曜日に45分間だけとはいえ親善試合をこなしたばかり。ココも水曜日に日本代表と試合をして帰ってきたばかりという状況で、選手の疲労が心配だ。

【前  半】

<開始〜20分>
 かなりメンバーが入れ替わっているバルサ、序盤はかなり慎重で、ほとんど無理をせずにセーフティーにパスを回し、前線にロングボールを入れて攻撃を仕掛けている。
 チャヴィの代わりにプレーメーカーのポジションに就いたジェラールも、ディフェンスラインのすぐ前でボールをつなぐ役割が多く、チャンスに結びつく決定的なパス出しはない。

 ボール支配率は互角。バルサがロングボールによるカウンター主体で攻撃を仕掛けるのに対し、ヴァジャドリーは細かくショートパスを繋いで、ディフェンスラインを崩そうという意図。しかし、堅守を誇る今のバルサDFラインを崩す事は難しく、シュートまで繋がるようなチャンスは全くなし。11分に、トテのポストからリチェッティが撃ったシュートも苦し紛れで、枠を大きく外れていた。

 一方のバルサは、17分にカウンターからサヴィオラが(下図参照)19分にはプジョールが右サイドを突破してリーガ初ゴール(下図参照)をあげる。チャンスの数の割には効率よく得点したという印象が強い。


<20分〜46分>
 2得点したバルサは、中盤両サイドのガブリ、ロッチェンバックが前に出る事が目立ち始める。また、この時間帯からカウンター狙いが顕著になり、ディフェンスの時には、基本的に前線からはプレッシャーをかけずに後ろの守備をしっかりと固めてボールは相手に持たせておくという、バルサらしくないスタイルとなった。
 ボール支配率も、24分で50:50、36分でバルサ:ヴァジャドリー=48:52と悪くなっている。

 この時間帯のバルサの攻めは左サイドのオーフェルマルスを起点にしたものが多い。34分、38分、42分とカウンターから左サイドのオーフェルマルスにボールが出て、ゴール前にクロスボールを供給していた。

 ヴァジャドリーはどうかというと、細かいパスは繋がるものの前線のトテまでボールが出ず、なかなかフィニッシュには至らない。しかし、31分にようやくチャンスが訪れる。FKからトテが強烈なヘディングシュートを撃つが、これはボナーノが右手でストップ。38分には左サイドからのセンタリングを右サイドのルイス・ガルシアがシュートするが、ボナーノが素早く足元に詰め、胸に当ててセーブする。
 ロスタイム1分で前半終了。



【後  半】

<開始〜20分>
 後半開始からヴァジャドリーは2人交代。エウセビオとフェルナンド・サレスを投入し、フォーメーションも5−3−2から4−4−2へ。これが効果を表し、ヴァジャドリーのチャンスが増える。
 後半2分、フェルナンド・サレスが右サイドを突破しシュートを撃つが、背後からプジョールがプレッシャーをかけたこともあり、クロスバーを越える。ここまでのシュート数はバルサ:ヴァジャドリー=4/5 : 3/5。
 後半4分、トテのポストプレーからフェルナンド・サレスが抜け出してシュートを撃つ。しかし、ここでもボナーノが冷静に胸でストップ。
 後半14分もボナーノが好プレーを見せ、左サイドを破られGKの至近距離でシュートを撃たれるが、ボナーノは怖がらずに詰め寄り、胸でセーブ。

 対するバルサは、ますますカウンター狙いがはっきりしてきた。後半15分まで攻め手なし。後方でボールを回し、DFラインからボナーノにボールを戻すシーンも目立つ。しかし、いよいよバルサの劣勢が目立ち始めた後半16分、カウンター攻撃からサヴィオラが倒されてPKとなる(下図参照)。
 後半19分にはP・アンデルションが自陣から大きなサイドチェンジのパスを出し、オーフェルマルスが左サイドを突破。ゴールラインギリギリのところでセンタリングを上げ、サヴィオラが頭で合わせてゴールするがホイッスル。ゴールラインを割っていたという判定。しかし、リプレーシーンではボールはライン上。予備審判の判定ミスだ。


<20分〜48分>
 大差をつけたバルサ、ガブリに代えてモッタ投入。同時に今ひとつ機能しないジェラールをロッチェンバックとポジションチェンジ。フォーメーションも4−3−1−2となり、7人で守って3人で攻めるというイタリアのような布陣。(モッタは本来攻撃的な選手なのに・・・・。)

 引いてしまったバルサに対し、ヴァジャドリーは積極的に攻撃を仕掛ける。
 後半23分、細かいパス回しからバルサDFラインの裏に浮き球のスルーパスを通されフェルナンド・サレスが抜け出すが、ボナーノが詰めてシュートコースを消したために、フェルナンド・サレスのシュートは力なくゴール左へそれる。
 後半25分には左サイドを破られそうになるが、P・アンデルションが必殺のタックルでストップ、FKに。エウセビオのFKは壁を巻いてゴール上段へ飛んでいくが、ボナーノが片手で弾き出して好セーブ。
 しかし、どれだけボールを繋いで攻撃を仕掛けても、バルサの強固なディフェンスは崩せない。ヴァジャドリーは攻め疲れたのか、後半30分を過ぎると再びバルサがカウンター攻撃を中心に息を吹き返す。

 後半30分〜31分にかけて、オーフェルマルスが2度も抜け出すが、いずれも自ら勝負せずにサヴィオラへパスを出してカットされてしまう。この辺りがまだ調子が出ない所以か?
 この時間帯から中盤のセンターに入ったロッチェンバックだが、ジェラールよりも行動範囲が広く、後半30分を過ぎると、前線にも積極的に出てくるようになる。後半34分には右サイドに流れたオーフェルマルスにスルーパスを出し、42分にはカウンターからサヴィオラの駄目押しゴール(下図参照)に結びつくセンタリングを上げている。

 試合の終盤となる後半45分に、フェルナンド・サレスの突破をプジョールがペナルティエリア内で倒してしまい、PKとなったのはいただけないが、トテがPKを右ポストに当ててしまい事なきを得たので結果オーライ。
 結局、ロスタイム3分を経て4−0の大差で試合終了。



 バルサらしくない試合運びであり、得点差ほどバルサが優れていたという印象は全くない。しかし、連敗をストップした事、代表組の疲労、ライバルとなる他の上位陣がことごとく結果を出せなかった事を考えると、上出来な結果であった。
 この勝利により、バルサは再び2位に浮上、マドリーとは6ポイント差となった。



 選手個々のパフォーマンスは、P・アンデルションは確実に守備面で安定感をもたらしていた。プジョールも相変わらず好調で、嬉しい初ゴールまであげた。ココも特に問題なし。DFラインで唯一問題があったのはF・デブール。やはり、代表での疲労が原因なのか精彩を欠き、得意のフィードまで乱れていた。
 中盤に目を移すと、ジェラールは不満が残る出来。チャヴィのようにゲームを創るための有効なパスだしはなく。無難に裁いているだけ。その分目立ったのがロッチェンバック。相変わらず気合が入っており、後半になって中盤のセンターに入るとなかなか良いプレーを見せてくれた。ガブリも特別問題はなく、慣れない左サイドで悪くないプレーを見せ、カウンターでは積極的に中央に走りこんでいた。
 前線は、オーフェルマルスが入っていたので当然WGかと思いきや、スタンダードな2トップ。どちらか片方がサイドに流れると、もう1人が中に入るという形を取っていた。
 しかし、圧巻なのがボナーノ。腰を低く落とし上体を立て、両手を広げて相手FWに詰める事によりシュートコースを限定し、ヴァジャドリーのシュートをことごとく弾き返した。ボールを支配されつづけた今日の試合を4−0という大差で終えることが出来たのは、間違いなくボナーノの好守の賜物である。
  
【BARCA GOALS
1点目 サヴィオラのゴール

 17分、バルサのカウンター。
 センターサークルでボールを受けたサヴィオラ、左サイド前方のスペースへスルーパスを出す。このパスを受けたオーフェルマルス、ゆっくりとしたドリブルで相手DFを引き付け、2人目のDFが飛び込んできたところを見計らって右足のアウトを使ってゴール前にパス。
 そこへサヴィオラがトップスピードで走りこみ、GKの股間を抜くシュートで先制点。
2点目 プジョールのゴール

 19分、ハーフウェーライン右サイドでボールを受けたプジョール、ドリブルで攻めあがりサヴィオラにボールを預け、ワンツーを狙う。
 サヴィオラ、このパスをダイレクトに返すがDFに当たり、コースが変わる。
 プジョール、このこぼれ球に向かって走りこみ、右足インサイドで丁寧かつ思い切りよくシュート。プジョールのシュートはゴール上段に突き刺さり、嬉しいリーガ初ゴール。おめでとうプジョール!
3点目 クライフェルトのゴール(PK)

 後半17分、リスタートのボールを最前線でオーフェルマルスが受ける。
 オーフェルマルスはエリア右サイドでボールをキープし、その間にゴール前に上がってきたサヴィオラへパスをする。
 このパスはカットされるものの、後ろから走り込んで来たクライフェルトが奪い返し、サヴィオラへパス。
 オフサイドギリギリで飛び出したサヴィオラは、一瞬フリーとなるが、後ろからDFがショルダーチャージをして倒され、PKに。
 このPKのキッカーはクライフェルト。GKの裏を突いて、冷静に流し込んでゴール。
4点目 サヴィオラのゴール

 後半42分、バルサ自陣のCKからのカウンター。
 自陣左サイドからココが大きなサイドチェンジのパスを出す。そこへロッチェンバックが走り込み、縦への突破からグラウンダーで鋭いセンタリングを上げる。
 このセンタリングにアルフォンソが飛び込むがミートせずに潰れ、ファーサイドで待ち構えていたサヴィオラが右足インサイドで上手く合わせて駄目押しゴール。
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