Barca 試合結果


第25節 2001. 3. 4 エスタディオ・サンチャゴ・ベルナベウ 21:00 
FCバルセロナ 2 − 2 レアル・マドリー
FC Barcelona 得点 Real Madrid
Po No NAME 交代 Po No NAME 交代
GK 35 レイナ - ラウール:6分 GK 25 カシジャス -
DF 18 ガブリ - 35分:リバウド DF 2 ミチェル・サルガド -
2 レイツィハー - ラウール:36分 4 イエロ -
3 F・デブール - 後24分:リバウド 18 カランカ -
12 セルジ - - 3 ロベルト・カルロス -
MF 4 グァルディオラ 後35分OUT - MF 24 マケレレ -
8 コクー - - 6 イバン・エルゲラ -
21 ルイス・エンリケ 後23分OUT - 10 フィーゴ -
10 リバウド - - 8 マクマナマン 後30分OUT
11 オーフェルマルス 後39分OUT - FW 9 モリエンテス -
FW 9 クライフェルト - - 7 ラウール 後14分OUT
Sub 1 デュトルエル - - Sub 13 セサール -
17 プティ - - 15 ジェレミ -
16 チャヴィ 後35分IN - 21 ソラーリ -
14 ジェラール 後39分IN - 20 セラーデス -
23 ゼンデン - - 14 グティ 後14分IN
7 アルフォンソ 後23分IN - 11 サービオ -
19 ダニ - - 17 ムニティス 後30分IN
Barcaフォーメーションの変化
試合開始〜 後半39分〜
Madridフォーメーションの変化
試合開始〜 後半14分〜 後半30分〜
                
試合展開
 今シーズン2度目の待ちに待ったデルピー・クラシコ。試合前の報道では、「マドリーのサポーターは地元にバルサを迎えるに当たって、沈黙をもって迎えようと呼びかけている。」などと伝えられたようだか、我がFCバルセロナはフエラのサンチャゴ・ベルナベウでどのような歓迎(?)を受けるのだろうか?カンプ・ノウでのフィーゴに対する仕打ちが相当の物だっただけに、ただではすまないと思うが・・・。

 今日の試合、ガスパールがサンチャゴ・ベルナベウを訪れているらしい。バルサの会長としてはとしては、19年続いた伝統を破っての訪問だという。

 選手入場はフエラのバルサが先。バルサの選手が姿を現すと、予想通り会場は一斉に大ブーイング。マドリーサポータの殺気が画面を通して伝わってくる。
 続いてマドリーの入場。大歓声とともに、スタジアムは観客が手にしたボードによってメレンゲ(白)に染められる。


(前  半)
 開始1分、リバウドがゴール裏の観客へ向けてロングシュート。リバウド流の宣戦布告といったところか。
 5分、左サイドでセルジからパスを受けたオーフェルマルスが、体をうまく反転させ、ミチェル・サルガドを抜いてセンタリング。これをクライフェルトが頭であわせるが、ボールはゴール右へそれる。
 6分、ロベルト・カルロスが中盤左サイドからフィールドの中央へ向かってドリブルし、シュート気味のセンタリングを上げる。これに右から入ってきたラウールがコースを変えて先制ゴール。
 11分、ペップのFK。直接狙うがカシジャスが外へ弾き出す。コーナーキックを蹴りに行くペップには、案の定、物が投げつけられている。(てめーら、我等がキャプテンに何をする!!!)
 14分、オーフェルマルスが左サイドから中へ切れ込んでミドルシュート。DFに当たったがカシジャスがキャッチ。
 16分、左サイドでリバウドが、DFラインの裏を狙っているオーフェルマルスへ向けてスルーパス。オーフェルマルス、これをゴールラインギリギリの所で折り返すが、ボールの先には誰もいない。
 17分、中央でパスを受けたフィーゴがゆっくりとしたドリブルからミドルシュート。レイナ正面でキャッチ。
 21分、フィーゴが右サイドをドリブル。セルジがマークに付くが、これを振り切って中央へ柔らかいセンタリング。このボールをマクマナマンがダイレクトでシュートするが、枠を捉えることは出来ない。
 32分、中盤でのボール回しから、右サイドのガブリがアーリークロスを送る。これにリバウドが頭であわせるが、カシジャスの正面。
 35分、リバウドの同点ゴール。
 36分、同点ゴールの興奮も冷め遣らぬ内にマドリーの攻撃。左サイドを、マクマナマンとのワン・ツーでロベルト・カルロスが抜け出してセンタリング。これにモリエンテスが飛び込むが、当たり損ねてゴール左にこぼれる。このこぼれ球をゴール前まで上がってきていたマクマナマンがシュート。レイナが辛うじてはじき返すが、そこへに詰めて来たラウールが押し込んでゴール。
 39分、左サイドからフィーゴがドリブルし、センタリング。これにモリエンテスが頭から飛び込むがボールはゴール右へそれてゆく。 
 42分、ボール支配率 バルサ:マドリー=50:50
 46分、左サイドをセルジがゆっくりとしたドリブルからのアーリークロスで、決定的なチャンスを作る。しかし、クライフェルトのヘディングシュートは、GKカシジャスのスーパーセーブでクリアされてしまう。
 ロスタイム1分で前半終了。


 異様な雰囲気に包まれつつ始まった前半は、スコア・ボール支配率からも見て取れるように、まさに互角の勝負だった。立ち上がり15分頃まではスタジアムの雰囲気に選手が呑まれたのか、選手の頭に血が上っているようでボールが落ち着かなかった。こぼれ球に対する双方の選手の執着心はもの凄い。
 また、普段、ファールを受けてもさほど怒らないリバウドが、ファールを受けてものすごい形相で文句をいっているのには驚かされた。
 マドリーはショートパスのつなぎとフィーゴ、ロベルト・カルロスによる、左右バランスの良いサイド攻撃でバルサ陣内に襲いかかってくる。一方のバルサはルイス・エンリケが中に入り込んでくるために右サイドからの攻撃は皆無だったが、オーフェルマルスがキレまくっており、左サイドを徹底的に突いていた。


(後  半)
 後半4分、ボールが左タッチラインを割る寸前にオーフェルマルスが追いついて、中央のペップへパス。ペップ、ミドルシュートを撃つが、GKカシジャスが外へ弾き出す。
 後半7分、マドリーのクリアボールを、センターサークル内でクライフェルトがキープ。左サイドを上がってきたセルジへパス。セルジ、ミドルシュートを撃つがゴール左へそれる。
 後半10分、右サイドからフィーゴがアーリークロスを放つが、ターゲットとなったモリエンテスはシュートを撃てずにボールはこぼれる。そのこぼれ球をセルジがクリア。しかし、このクリアボールをイバン・エルゲラがカット、最近お得意のミドルシュートを撃つがGKレイナの正面。
 後半20分、ロベルト・カルロスが左サイドをもの凄いスピードで駆け上がり、マクマナマンのスルーパスをダイレクトでシュート。GKレイナが横っ飛びで弾くが、弾いたボールがF・デブールの顔面に当たってゴールラインを割る。角度が悪ければあわやオウンゴール。あぶない、あぶない。
 後半24分、リバウドのスーパーゴール。
 後半28分、右サイドでガブリのパスを受けたリバウド、マドリーのDFがずるずると下がってしまいチェックに来ないと見るや、すかさずミドルシュート。しかしゴールはバーの上。
 後半30分、マドリーのカウンターからのロングパスが長すぎて、そのままコーナーに流れる。レイナが急いでボールを取りに行き、ラウールとボールの奪い合いになる。サンチャゴ・ベルナベウはピッチと観客席の距離が非常に近いのだが、画面を良く見るとレイナが観客席のおじさんにタコ殴りにされている。かわいそうに・・・・。
 後半35分、イエロがペナルティエリアの正面でアルフォンソを倒してFKに。ペップがこのFKを蹴るが、ボールは惜しくもクロスバーの上。
 同35分、中央のラウールから左サイドのムニティスへパス。ムニティス、味方がペナルティエリアへ入るのを見計らって、ふわりとした柔らかいパスを中央のラウールへ。ラウール、フリーで胸トラップをするがトラップがそれてシュートは撃てず。
 後半36分、ボール支配率 バルサ:マドリー=55:45
 後半46分、スペイン中を論争の嵐に巻き込んだ問題のシーン。(詳細は下を見てね。)セルジが観客から何かを投げつけられて痛みに顔を歪めながらも、主審に抗議。イエローカードを食らう。
 後半48分、セルジが左サイドから中央へに切れ込んでドリブルからミドルシュート。しかし、クロスバーの上。このプレーを最後にタイムアップ。試合終了。ゲーム終了後、ペップが執拗に主審に抗議している姿が悲しかった・・・・・。


 せっかくの好カードが主審の判定により台無しになってしまった。

 後半はバルサが圧倒していた。後半も10分を過ぎたあたりから、マドリーはDF・MF共にかなり引いてしまい、後半30分にムニティスを投入するまでは、バルサがマドリー陣内で攻撃している時間がほとんどだった
 前半は小気味良く繋がっていたマドリーのパスがほとんど繋がらなくなり、フィーゴのドリブルも輝きを失っていた。
 後半も30分を過ぎると双方とも消耗が激しく、プレーヤの足は完全に止まってしまい、サポートの役目を果たす選手がいなくなっていた。このような時間帯にムニティスを投入されて何度かサイドを突破されることもあったが、サポートに行くマドリーの選手がいないために決定的なシーンを作られることは無かった。

 それにしてもこの試合、バルサが勝っていれば勝ち点差9が一気に6となり、優勝の可能性も残されていただけに、ロサントス・オマールのミスのせいでこのような結果になったのは悔やんでも悔やみきれない・・・・・。
【BARCA GOALS
1点目 リバウドのゴール

 35分、後方からのパスを、クライフェルトがダイレクトでルイス・エンリケに。
 ルイス・エンリケがイエロ、カランカの間を通してスルーパス。
 これをリバウドが受け、飛び出してきたカシジャスをもドリブルでかわして同点ゴール。


 リバウドがゴールすると、サンチャゴ・ベルナベウの観衆は大ブーイング。
 当のリバウドはしてやったりという表情で、耳をふさいでおどけてみせる。
 リバウドに抱きついたルイス・エンリケは腕を振り上げて観衆を挑発している。ルイス・エンリケらしいなぁ〜。
2点目 リバウドのゴール

 後半24分、セルジが左サイドから上げたセンタリングをイエロがクリア。
 そのこぼれ球をペップが拾って、クライフェルトへくさびのパスをいれる。
 しかし、このパスはカランカが足を出して弾き、こぼれ球となる。
 このこぼれ球をリバウドが拾い、ゆったりとしたボールキープから、DFの一瞬の隙を突いて、針の穴を通すような左足の一振りで、同点ゴール。
 カシジャスも一歩も動けない。

 マクマナマン、エルゲラ、カランカ、ロベルト・カルロスの間に開いた非常に狭い通り道を、絶妙のコントロールで通してみせるリバウドは、まさにスーパーだ。
疑惑のシーン

 後半46分、左サイドからアルフォンソがアーリークロスを上げようとするが、サルガドが足を出してボールはリバウドへ。
 リバウドが意表を突いてミドルシュート。
 このシュートはイバン・エルゲラが出した足に当たって、ゴールに吸い込まれる。
 カシジャスも諦めて、ピッチ上に大の字に。しかし、このシュートに対して、線審はバルサの選手にボールが当たったと勘違いしたのか、オフサイドフラッグを上げた。
 主審のロサントス・オマールはこの判定を認めて、ノーゴールとする。
 リバウドはこの判定に対し、「うっそ〜。ま〜じで〜!」とでも言っているのか、信じられないという表情で苦笑するしかない。おまけに、ロサントス・オマールは、この判定に対して抗議に行ったセルジにイエローカードまで食らわせる。

 結局、伝統あるデルビー・クラシコは一人の心無い審判によってぶち壊されてしまった。

 後日、このゴールはスペイン中で議論され、マドリー寄りの新聞でさえも、あのゴールは有効だったと報道された。
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